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書評


メーナーク~タイで一番有名な幽霊の話
By Hideki AKIYAMA メーナーク、タイで一番有名な幽霊である。これまで何度となくドラマ化、映画化されてきた女のお化けだ。私の住んでいるプラカノン地区の運河沿いにマハーブット寺という有名なお寺があるが、その境内にこの幽霊が祀られている。 ...
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実録「仁義なき戦い」戦場の主役たち(洋泉社)
東映映画「仁義なき戦い」の登場人物の実像に迫ったムック本。出版元は洋泉社。奥付を見ると、1998年2月26日発行、1999年4月26日第八刷とあるから、それなりに売れた本なのだろう。 山村組の若頭・佐々木哲彦(映画では松方弘樹が演じている)を暗殺した門広のインタビューが圧巻...
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「破滅の美学」〜ヤクザ映画への鎮魂歌 笠原和夫
名作「仁義なき闘い」の脚本家によるエッセイ集。幻冬社刊。「仁義なき戦い」に関する言及は多くないが、映画の登場人物のモデルとなった大西政寛の短い評伝がある。(同じく幻冬社から、笠原の「仁義」4篇(完結篇は高田宏治)を集めたシナリオ集が出ており、こちらには脚本家の解題的文章が付...
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◇小津安二郎の評伝&作品解説の決定版〜「絢爛たる影絵・小津安二郎」(髙橋治著)
小津安二郎本の決定版。何とかいう学者のように、妙な性的解釈でケムにまかないところがよい。性的な解釈をする時も、筆者本人が書いているように、映画人らしく、「偽悪的」と思えるほど直接的である。 だから、東京物語の紀子について、脚本執筆中の小津と野田高梧の会話を想像するクダリには...
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今月の表紙・・・タイ東北部のオバケ文化を深掘りする(サラカディー誌2023年8月号)
https://www.sarakadee.com タイの文化、芸能、芸術、政治、環境、社会問題などなど、幅広いテーマを取り上げて、ハイクオリティな写真と共に深掘りしてくれる月刊誌、サラカデディー誌。今回のテーマは、タイ東北部の精霊(ピー)信仰である。「信仰」と言えば聞こ...
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バンコクの運河は甦るか?(2)~サラカディー誌の遷都240周年記念号から(2022年4月号)
コンクリートと都会の雰囲気に満ちたチャオプラヤ川東岸の取材を終え、サラカディー誌のライターは西岸のトンブリ地区へと向かう。今回、連絡を取ったのは、オールドバンコクの旧市街を案内する電動遊覧船のオーナー、サンさんだった。 □電動遊覧船で一人NGO、サンさんのこだわり...
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バンコクの運河は甦るか?(1)~サラカディー誌遷都240周年記念号から(2022年4月号)
タイ王国の首都バンコクが、今年4月遷都240周年を迎えた。これを記念して、写真雑誌「サラカディー」が特集を組んでいる。総164ページ、なかなか力の入った特集である。特集テーマのひとつに「東洋のベニス」とも言われた水の都バンコクの運河の問題が取り上げられていた。...
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本日の表紙~絶滅危惧種「政論週刊誌」
表紙はタブロイド判新聞紙ではなく、「サイアムラット週刊評論」というれっきとした週刊誌である。1952年に創刊された政論誌の老舗的な存在で、この雑誌で健筆をふるったククリット・プラモートは、自由タイ運動のリーダーでタイ政治の大立者セーニー・プラモート元首相の実弟で、自らも政党...
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本日の表紙~タイのお守り・プラクルアン専門誌、「プラケージ」
本日は、タイの仏教のお守りプラクルアンの雑誌を紹介。タイ人がよく首から下げている、お釈迦様やお坊さんの座禅姿をかたどったペンダント状のお守りのことである。雑誌名のプラケージというの「高僧」を意味するパーリー語。元は仏教の経典「三蔵経」の注釈に引用された有徳の学問僧を意味す...
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今月の表紙~カレン族特集(月刊サラカディー)
今回は月刊誌の表紙紹介となった。毎回週刊マティチョンの政府批判の表紙を紹介するのも芸がないので、他の週刊誌を探したが、これが全滅状態なのである。週刊ネーション、サイアムラット、マネージャー誌、のきなみオンラインマガジンに移行している。もともとそういう趨勢だったのだろうが、コ...
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象まつり元年~観光立国事始めのタイ
昨年11月、長年タイ観光の目玉だったスリンの象祭りが60周年を迎えた。コロナ禍で開催が危ぶまれる中、無事、行事を行えたのは幸運としか言いようがない。象祭りが終わったほんの数週間後には、外国人労働者を中心に感染が拡大し、コロナ第二波の襲来により大規模イベントが次々と中止に追い...
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