top of page

音楽教育に関する思いつき的提案〜作曲ソフト導入のすすめ

akiyamabkk


「なにたべる」とかみさんが聞く

「なんでもいい」と今日もこたえる



ハロウィンのカボチャの中味どうするの

種だけ焼いておつまみにする


上は、作曲ソフトを使って唱歌を作り始めたころ、試作したものである。学校の音楽の先生は、こういう簡単な唱歌を子供達に作らせてみたらどうか。作曲ソフトを使えば、五線紙にオタマジャクシを入力するだけで、コンピューターが好みの楽器でメロディを奏でてくれる。例えばこれ。




作曲までは難しければ、音楽の先生が曲を作って、子供達に作詞させてもいい。上記の歌の場合なら、好きな食べ物や、妖怪の名前を嵌め込むだけでいいのだから、ごく簡単、それだけで「自分が作った自分の歌」という気分になれる。この「自分で作った気分になれる」ということが重要で、病みつきにさせる動力になるのである。つまり自分がそうだった。


作った歌は、自分たちで歌ってもいいし、ボーカロイドに歌わせてもいい。これは子供達にとって楽しい作業だろう。自分などは、楽譜ソフトを使うことで、50を過ぎて初めて、「キー」の意味が理解できたし、音階が変わると曲のイメージがガラリと変わる不思議さに気づくこともできた。こういう事を知らずに、生まれて半世紀を過ごすのは、実にもったいない話しではないか。もっとも、教育現場はずっと先を進んでいる可能性も高いのだが・・・


無料のボーカロイドサイトとしては例えば、下に挙げる Sinsy がある。しかし、このサイト、7、8年前にこの趣味を始めた頃から使っているが、その頃から目立った改良はないようだ。



音楽教育が重要だと思うのは、「子供の隠れた才能を発掘する」みたいな大仰なことではなく、将来、端的に、音楽によって救われることがあるからなのだ。音楽は、何かの問題を根本的、現実的に解決することはできないが、鎮痛剤が虫歯の痛みを和らげてくれるように、一時的にも、我々を、悩み事から遠ざけてくれる。一時しのぎだからといって馬鹿にしてはいけない。苦痛に耐えられなくなって、自死を選んだりするよりはずっとマシではないか。


こういうことは大人になってみないとわからないのだから、大人が子供に強制していいのである。自分も、母親がもっと意志堅固で、自分にピアノを続けさせてくれたらよかったのに、と今は思う。「もしもピアノが弾けたなら」・・・だが、当時の自分は、放課後に友達と相撲を取ったり、テニスボール野球をやっている方が、よかったのだ。やむかたなし。


音楽室の壁にかかりし「アルプスへの道」

 楽譜も読めず 心そこにあらねば


<了>



参考・使用ソフト


Sinsy 

 

ぼーか郎 

 

楽譜制作ソフト 


bottom of page