top of page

注目クリップ〜豊作貧乏でマンゴー農家我慢の限界!価格下落にウクライナ危機=燃料高騰が追い討ち。

akiyamabkk



3月27日(日)のソラユット氏のニュースから引用。昔、豊作貧乏と呼ばれた愛媛のみかん農家が、大量に取れた温州みかんをブルドーザーで埋めている情景を思い出した。


ここ数年マンゴーの価格下落が続いいている。3年前に10年ぶりとされれる安値をつけてから、コロナによる消費低迷で価格は下落を続け、大豊作だった今年は輸出用のバラクーダーマンゴーの市場価格がキロ当たり25〜30バーツ、国内向け市場だとキロ10バーツになった。そこにロシアのウクライナ侵略による燃料価格の高騰が追い討ちをかけ、輸送費、肥料代の値上がりで、マンゴー農家はにっちもさっちも行かなくなっている。この画像を投稿した男性は、毎日農家から安値でマンゴーを買い取って、ここに捨てているが、廃棄したマンゴーは既に100トンに上る。捨てないで貧乏人に配れとか、猿の餌にしろと無責任な事をいう人がいるそうだが、慈善活動にもコストはかかるのである。この男性にしてもマンゴー農家なのだから、仲間の農民を助けるだけで精一杯だろう。結局は、政府の支援を求めるデモンストレーションなのだが、久しぶりに真っ当に怒っている人を見たような気がしている。「堪忍袋の緒が切れた」を絵に描いたようなブチ切れぶりで、ソラユット氏のニュース番組も、見出しを「農民は我慢の限界」となっている。


※バラクーダマンゴー タイ語でマムアン・ナム・ドークマーイ・シートーン(金色の花の水)と呼ばれるマンゴー種。タイ国のGI 認証(Giographical Indication、地産認証の意)を受けた、タイマンゴーの優良品種で、主に輸出用に栽培される。


下はGI のロゴと認定を受けたサムプラカーン県のバラクーダマンゴー。




<了>


GI Thailand のフェイスブック



bottom of page