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唱歌「子供の情景」(8) 〜いつかは出会うの

akiyamabkk



猫を抱く少女に浮かぶ微笑は   

 おばはん(注)のより美しきかな (注)モナリザのこと


この有名な「猫を抱く少女」の絵は、オルセーで現場で見た。歌詞を書く時、未婚のまま52歳で死んだ次姉のことが頭にあった。作った頃は、姉貴はまだ存命だったが、癌で闘病中だったと思う。残酷な歌詞なので姉貴には言っていない。姉貴は、弟がこんな歌を作っていたなんて知らずに死んでいったわけだ。


二番の「黒いジブシー、お爺さんのライオン」という歌詞は、子供の頃、学校の教科書で見たルソーの絵からとった。この絵である。



よく見ると、砂漠ではなく湖の辺りである。


絵は、言わずと知れた ピエール=オーギュスト・ルノワール(Pierre-Auguste Renoi)の作品。外国ではあまり有名でないのか、この絵の前を素通りしていく人が多いのに驚いた。時計台の裏にある部屋に飾ってあった。ちなみに、喫茶ルノアールで有名なのはこちらの左の少女だが、この利発そうな子よりも、自分は猫を抱いている少女の、ふんわかした人が良さそうな感じが好きである。



<了>



以下、歌の作成に使わせてもらったサイト


Sinsy


ぼーか郎


楽譜制作ソフト


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