創作唱歌(替え歌編)「遠くへ行きたい〜極道一人旅編」「蛍の光〜同窓会ぶちこわし編」など
<遠くへ行きたい〜極道一人旅編>
ここで一首、
極道を気取ってドアに指つめる では太
最後に「お魚と一緒に眠りたい」としたのは、その前に「知らないシマを荒らしてみたい」と言っているからで、よその組織のテリトリーを犯すと、当然、制裁を受けて東京湾に沈められるのだ。極道の破滅願望を描いた替え歌と言えるだろう(笑)そういえば昔、「お魚になったわ・た・し」というCMソングがあった。
<蛍の光〜同窓会ぶちこわし編>
「異土の乞食(かたい)」という言葉は、中学校で習った室生犀星の「故郷」という詩に出てきた。こういう詩である。
ふるさとは 遠きにありて 思ふもの
そして悲しく うたふもの
よしやうらぶれて 異土の乞食と なるとても
帰るところに あるまじや
ひとり都の ゆふぐれに ふるさとおもひ 涙ぐむ
そのこころもて
遠きみやこに かへらばや
遠きみやこに かへらばや
こういう望郷の感情は自分には全然ない。
また、団塊の世代の方に恨みも何もない。むしろ、よくしてもらったと思う。「団塊、奇怪、放し飼い」と韻を踏むことを思いついたので、それを使って見たかっただけである。すいません。
<蛍の光〜同窓会勧酒編>
花に嵐の例えもあるぞ
さよならだけが人生だ
(井伏鱒二訳「勧酒」より)
これはかなりマジな替え歌。というのは、オリジナルのスコットランド民謡の本意は、むしろこの替え歌の方にあるからである。
ここで一首、
Auld Lang Syne 立身出世の歌にあらずと
スコットランドの友が嘆かむ
もっとも、この歌は各国で勝手な歌詞がつけられていて、タイなどでは、軍楽隊がしばしば演奏する国威発揚、国民教化の歌になっている。「蛍の光」にはまだ「ノスタルジー」と「別れ」のニュアンスがある分、原曲の感傷性を反映していると言えるかもしれない。
本家「蛍の光」については以下を参照。
<了>
参考・使用ソフト
Sinsy
ぼーか郎
楽譜制作ソフト