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今日の一面~「コロナ対策本部、ロックダウンを検討!」(タイポスト紙2021年7月7日)

akiyamabkk


◇見出し上段

「コロナ対策本部、ロックダウンを検討」「状況評価待ち。感染拡大続けば昨年4月なみの規制が必要」


※7月6日の感染者数は5420人、死者57人、タイの人口は日本のだいたい半分だから、日本で1万人感染100人以上の死者が出ている感じになる。本日の数字で瞬間風速的に比べたら、感染者、死者ともに日本のおよそ5~6倍である。感染がピークの時の日本の数字くらいか。


コロナ対策本部スポークスマンのタウィシン・ウィサヌヨーティン医師によれば、7月2日現在で、コロナ感染はアルファ株(イギリス型)が65.1パーセント、デルタ株(インド型)32.2パーセント、ベータ株(アフリカ型)2.6パーセント。バンコクではデルタ株が52パーセント、アルファ株が47パーセントと既に比率が逆転している。タウィシン医師はm感染力が高いデルタ株の拡大に対応するために、マスクを二重にすること、換気の悪い部屋に15分以上いないことなど、厳格なコロナ予防の励行を国民に呼びかけている。また感染者の2割が家庭、4割が職場で感染していることから、日常生活での予防の重要さを重ねて強調した。


※対策本部顧問委員会のウドム・カチントン医師によれば、2か月前まで、アルファ株が感染に占める割合が85~90パーセントだったのが、急速にデルタ株に入れ替わっている。アルファ株は従来のウィルスより85~90パーセント感染のスピードが速く、デルタ株はアルファ株より40パーセント感染のスピードが速い。また、同医師によれば、緊急事態対策委員会(EOC)内で、昨年4月並みの厳しいロックダウンが必要だという意見が浮上しているという。セミロックダウン(労働者宿舎の隔離と、店内での飲食禁止)が始まって2週間になる7月11日か12日あたりに、効果を評価した上で判断することになるかもしれない。一日に500~1000人に新規感染者を抑えられれば、現行の医療体制で対応できるが、3000人~4000人となるとスタッフが持ちこたえれないという。例えば、ある病院で、ベッド数を230床から400床に増やしたが、医者や看護師の数は同じである。医療スタッフの疲労は限界に達していると話していた。在宅勤務なども現在50パーセントほどしか実現していないが、それを75パーセントくらいまで引き上げること。とにかく人の移動を減らして感染者数を減らし、医療の崩壊を防ぎながら、ワクチンの接種を急いで集団免疫を獲得する、これしか収束の道はないということのようだ。


◇中見出し

「プラユット首相、炎上を恐れ隔離期間2週間に」

※プラユット首相がプーケットの式典で感染者とセルフィ―。ワクチン2回接種を理由に隔離期間を一週間に短縮しようとしたが、批判を浴びて2週間と訂正した。


その他

​「ファイザー、モデルナ、購入を閣議決定」

「野党、プラユット首相のコロナ対策を国会で俎上に」

「与党のパイブン議員が憲法委員会の議長に」


◇裏表紙見出し

「有害化学物質1600トンを発見!工場再爆発の恐れも」

※昨日、バンコク郊外で発生した化学工場の火災に関する記事。


参考



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