予告 ミャンマータイ国境の巨大カジノ特区と軍事クーデター
akiyamabkk
投資額150億ドルとも言われるミャンマータイ国境の巨大カジノ特区、Shwe Kokko City。取材しようとしたミャンマー人記者の軟禁事件をきっかけに、このカジノ特区は内外メディアの注目を浴び、誰もがその投資の巨額さと意図の不明瞭さに不信を抱いた。中央政府も思い腰を上げ、許可に関わった軍の中堅幹部は査問を受け、政権与党だったNLDは調査委員会を立ち上げてプロジェクトの査察に入る。その結果、シンガポールのパートナーが撤退を宣言し、中国政府もプロジェクトと距離を置く発言をし始めた。Shwe Kokko 経済特区プロジェクトはスローダウンしたかに見えた。しかし、今年に入ってクーデターの噂が飛び交い始めると、Shwe Kokko プロジェクトに対する風当たりは弱まり、クーデターが発生した2月1日には、プロジェクトのフェイスブックが、Shwe Kokko City の再開を宣言し、その後も、特区を宣伝する大規模イベントを矢継ぎ早に開催したのである。クーデターによってプロジェクトは息を吹き返したのか?アメリカ議会のシンクタンクが「犯罪の温床」と指摘する巨大カジノ特区の現況を探る。
※写真はShwe Kokko 経済特区のプロモーションビデオから