あの政党がついに国政政党になってしまった!
- akiyamabkk
- 2024年11月12日
- 読了時間: 3分
更新日:2024年11月14日

再掲 不定期テレビ日記から
2024年10月9日(水)
日本保守党が次の衆院選に30人候補者を出すらしい。高市が選ばれなかったということは、連中にとって大チャンスなのだ。しかし、国政政党を目指すなら、ちゃんとスクリーニングされるべきだろう。誰か党代表の百田尚樹の妄言、暴言集を映像編集して出さないかな。アメリカの選挙なら、必ずそういうものが出てくる。以下、暴言の一例。
2023年8月18日の「あさはち」百田発言。
百田尚樹の暴言、YouTube では2525あたり。下の切り抜き素材では0114あたりに、この発言がある。
「バンコクの女性の何人かに一人は売◯婦」
明白な嘘であり、差別発言。昨年、国連人権事務所の作業部会が日本の「国際ビジネスと人権」状況を調査しに来たのだが、調査委員の中に、タイ人がいたことが気に入らなかったらしい。それほど「春をひさぐ」女性が多い「売春大国」に日本を批判する資格はないと言いたかったようだ。
何故、「国際ビジネスと人権」がテーマで「売春大国」の話が出てくるのか、この人の思考の脈絡は掴みにくい。共演している女性ライターが後で触れているが、「国連特別報告官」が訪日調査後の会見で、「日本の女子学生の13パーセントが援助交際経験者」と発言して問題になったことがある。もしかしたらその騒動が記憶に残っていたのかもしれない。この発言は、日本政府の抗議により後に撤回されている。
公平な目で見て、タイが売春大国なら日本も売春大国だろう。最近の円安により、日本の風俗を利用するアジアの人も増えたろうから、日本の風俗産業の実態はかなり知られてきたのではないか。日本のアダルトビデオもタイで大人気で、一般紙がAV女優のニュースを定期的に伝えるようになったほどだ。この方面で、日本がタイに上からものが言えるとは思えない。
しかし、根本的な話をすれば、タイ人の専門家は、国連の一員として調査に来ているわけで、自国を代表して来ているわけではない。そして、国連は、様々な問題でタイにも勧告を出すわけである。国連が無謬だとも公平だとも思わないし、報告の内容を批判するのは構わないが、他国の国内状況を挙げつらって、その国の個人に「あなた方に国際問題に口を出す資格がない」と断ずるのは、それ自体がアジアに対する差別なのである。
この政党代表は「まず自分の国の人権状況を改善してから日本にものもおせ」と言わんばかりだが、こうして海外に調査にやってくるアジアの専門家は国内の問題にも真面目に取り組んでいる人がほとんどだし、この時のテーマであった「国際ビジネスと人権」問題でアジアで最初に「行動計画」を策定したのはタイなのである。
まったく、恥ずかしいことを言ってくれるなあ。
<了>