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不定期テレビ日記〜2024年9月

akiyamabkk

2024年9月7日(土)



ノート 歌詞もいいし、歌声も圧倒的。ちあきなおみ、は憑依する歌手だ。美空ひばりが、自分はダメなのは、彼女は自分の個性でしか歌わないし、自分は彼女のその個性が好きじゃないから。ADOも憑依する歌手なので、好きなのだろう。


ちあきなおみが、「赤色エレジー」を歌うときの、あのおぼつかない感じと、声量たっぷりにブルースを歌い上げるこの感じと、同じ歌手だとは思えないのである。ADOに関しても同じことが言える。

ちあきなおみの赤色エレジー




2024年9月11日(水)


「独立と自由ほど尊いものはない」と誰か言ってたな。最も、この自由は市民的自由を意味しないのだが。



ノート 大統領候補の討論。CNNだけではなく、FOXの視聴者もハリスが勝ったと言っているのだから、アメリカ人の大半が、ハリスに軍配をあげているということだろう。ウィークポイントになると思われていたディベートで圧勝したのだから、ハリスがこのまま突っ走る可能性も出てきた。アメリカ国民の良識に期待したいが、クリントンの前例、トラウマがあるからなあ。


討論は見なかった。両方ともあんまり好きじゃないし、よりトランプが嫌いだというだけだから、そこまで付き合う気もしないのである。それに、アメリカ人がどう感じるかなんて自分には分からないから、こうやって、マスコミの調査を見た方が 手っ取り早いのだ。




2024年9月17日(火)


ノート 自民党の総裁選で高市早苗が急浮上しているようだが、なんかこの人は危うい。石破と高市が決選投票になれば、高市だろう、というのが、大方の意見のよう。推進力皆無の止め男、石破よりはマシのような気がするが、高市早苗は「保守」のイデオロギーに囚われて、判断を誤りそうな気がする。


この人を推している連中も気にいらない。夫婦別姓など、「別姓でなければならない」という法律ではないのだから、国民に選ばせればいいではないか。この点、進次郎の感覚の方が正常だと思う。天皇の血筋、皇統の問題とか、LGBT法反対とか、普通の日本人には無意味な問題で騒いている連中の後押しで首相になれば、挟雑物的なイシューが不当に重要な地位を占めることになる。靖国参拝の問題にしても、内外の状況を勘案して判断すべきで、公約にしてしまうと、右翼の連中に騒がれて身動きが取れなくなるだろう。


解雇規制の緩和とか、進次郎はバカなことを言っていたようだが、この人は批判されると引っ込める人なのだから、批判して変えさせればいいのだ。そういう人の方が、無難なような気がする。この人とか、小林フォークとか若い人の方がいい。石破とか高市とかの、妙に拘っている感じ、高市に至っては、狂信的な雰囲気、イデオロギーで舞い上がっている感じがないのが、好感がもてる。





日本のテレビだとすぐ消去するので、アメリカのを引用。最初に「将軍」がテレビドラマ化された時は、三船敏郎主演、ジャパンアズナンバーワンの時代だった。なんか隔世の感あり。大谷翔平、井上尚弥、ADO、ワンオク、そして、真田広之・・・日本は全体として凋落し、日本発の個人が評価される時代になった。そして、この人たちに共通して言えるのは、日本人としての意識をちゃんと持っていること。真田広之の日本語のスピーチになんか感動した。「麻雀放浪記」以来のファンでもあるのですよ、この人の。ばんざーい!


ではでは




2024年9月19日(木)



なんと、タイの映画サイトが、真田広之の特集記事を出していた。(エミー賞を総なめしたのだから当たり前か)「将軍」のモデルとされる家康に、真田の苦節20年を例えている、なかなか通な記事で、いろいろ忘れていたことを思い出した。5歳から子役をしていたこと、千葉真一の弟子だったこと、邦画ホラーの名作「リング」にも出演していたことなどなど。香港映画に出演したこと、英国で演劇の勉強をしたこと(シェークスピア劇!)、などは知らなかった。


受賞がきっかけで「たそがれ清兵衛」みたいな傑作が再び注目されて、海外でみ見られるようになればいいのだが。真田が日本語でしたスピーチの、何分の一かは、山田洋次監督にむけられたものではないか?それほどあの映画は、「時代劇の新境地」と唸らされる傑作だったのだ。




2024年9月20日(金)



ノート 橋爪功の名朗読。何十年ぶりかでこの小説を読み直した、というか聞き直した。一昨日、Netflix でアニメも見たが、やはり、大人が感極まるのはこちらでしょう。聞いていて、胸が締め付けられるような、異様な気分になった。朗読の力もあるが、小説の凄さだと思う。


清太が預金を下ろさなかったことが議論になっているようだが、小説を読むと(聞くと)スッと腑に落ちる。親戚の家を二人で出てしまったから配給には加われない。闇は特別なコネがないと買えないし、値段も高騰している。加えて、農家は小狡くて、戦争末期、金で米は売らなくなっているのである。だから、清太は、盗みをして物々交換で食べ物を得るしかなかったのだ。


金で食べ物が買えたなら、当然、預金をおろして、妹に与えたはずで、金を惜しんで妹を飢えさせるはずがないではないか。


アニメーションでは、預金を下ろすときに終戦を知るので、時間が前後して、誤解をまねく形になっているが、小説では、終戦を知って預金をおろし、統制が緩んだ闇市で「滋養のあるもの」を買った、という流れになっている。(何度も空襲に晒されて、銀行が営業していたのか、という疑問もある。終戦になってから銀行が開いたのではないか?)


高畑勲ほどの人が、どうしてこういうミスをしたのか分からないが、おそらく、当時の観客には「これで分かる」と思ったのではないか?しかし、公開当時に見た自分もこの点腑に落ちなかったし、時間が経つにつれ、ますます、若い世代には、分からなくなっていると思う。彼らは、生まれた時から、コンビニで24時間ものが買えたのだ。


もう一つ、小説では、清太も一緒に飢えていく描写が時おり挟まれるのだが、アニメでは節子だけが飢えていくように目えるのが、不自然な感じがした。これも、若い観客に、清太に対する違和感を感じさせる原因となっているのではないか?


今回、ネトフリで全世界で配信されて、同じような議論が蒸し返されているようだが、日本の若い観客には、トンデモ説を信じる前に、原作を読んでほしいと思った。




2024年9月22日(日)



映像つながりで。映画とは関係ないと思われたら削除して下さい。補聴器のステルス広告。宣伝だが、撮っている状況は本物だろう。これが、ここ数年で見て、一番感動した映像かもしれない。こういうのを見ちゃうと、劇映画なんか、まだるっこしくて見る気になれないかも。お母さんも、お爺ちゃんも泣いているが、これは泣くよな。自分がこの世で一番愛している人間に、新しい世界が開ける瞬間を目撃したのだから。ではでは




2024年9月25日(水)



ちょっと意味不明。誰かを「劣等民族」と呼ぶということは、自分を、優越民族、マスターレースとみなしているということか?こういう根拠不明の左派の優越意識は、現実という答え合わせに何度も晒されて、もう通用しなくなったことが、まだ分からないのかな?こういう鈍感さは、むしろ、平均的日本国民に「この人は知的に劣等かも」という印象を与えるのである。


所詮、過去にこの種の言説で喝采を浴びたことが忘れられず、惰性で発言しているに過ぎないような気がする。深淵でも、鋭くもない、ただただ剥き出しのマウンティング欲求が、仲間内でのダレた会話中に思わず顔を出してしまった、そんな感じだ。ま、元々彼らのよく使う「市民」という言葉は、言外にそういう優越意識=差別意識を含んでいるのだから、裏返して、自分たちに同意しない人間を、「劣等民族」と呼ぶことに、大きな飛躍は必要ないのである。




2024年9月28日(金)


ノート 小林ホークとか、小泉が勝った方が面白かったが、石破かあ。まあ、妙なネット右翼政党が勢いずかないのは良かったけれども、石破は何言っているのかよくわかならないからなあ。でも、岸田がそうだったように、石破も首相になれば、言われているほど酷くないんじゃないか。


それよりも、ドジャース地区優勝おめでとう!大谷が最後まで主役だった。55本打ってもらいたかったが、最後の三試合は、ポストシーズンに向けて休んでほしい。


あ、でも、ところで、石破の北朝鮮ハニトラ疑惑はどうなったのか?あの頃の石破は、デマスキャンダルで潰されるほどの大物じゃなかったような・・・忘れてた。




2024年9月30日(月)


Real Clear Politics


ノート 全国調査ではハリスの優位が続いているが、スィングステイトでトランプが盛り返しているようだ。ミシガンでの差も詰まってきた。ヒラリー逆転負けの再来?嫌な予感がしてきた。日本が石破なら、日本にとっては、なおさらハリスの方が随分マシだろう。


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