不定期テレビ日記〜2023年07月
2023年7月1日(土)
メッツ命の野球評論家
「ニューヨークメッツのオーナーは、大谷を取るためなら島でもなんでもオファーすべきだ」 「どの島のこと?」 「マンハッタン」
ドジャースファンのTV司会者
「大谷を取るためなら、球場の売店のホッドドッグが50ドルになっても我慢しな、大谷税だ。」 「もし大谷が東海岸がお望みなら、ニューヨークに出戻り移転してやる」
と、大変な事になっている。
落合まで大谷グッズを通販で買ってるし。
これで三冠王まで取った日には、8億ドルまで行くだろう。
ここで一首
大谷の契約肴にワンカップ 万斛 国家予算かい!とゼロを数える他人(ひと)の金 では太
ではでは
2023年07月3日(月)
瀬戸正夫インタビュー② その一 バンコク日本人学校の戦争
2021年11月20日撮影
2023年7月4日(火)
ノート このタイ人の女の子、今のヤンゴンで普通に食レポやっている。ユーチューバーおそるべし。ホコ天みたいなとこでタケノコ族(古い!)が踊っている。テレビでは見られない光景。軽くショック。レポートも撮り方もプロっぽいので、許可どりしているかも。段取りしてYouTube的に見せる、今のYouTubeはそのくらい手がこんでいる、
2023年7月5日(水)
ノート 下院議長に、ムスリム政党の党首、ワン・ムハマッド・ノーマターが無投票選出された。第一副議長は第一党の前進党から、第二副議長は第二党のタイ貢献党から。民主陣営内二大政党間の折り合いがつかず、合意は選出前日にまでずれ込んだが、結果的にはこれで良かったのではないか。政界の重鎮に議長職についてもらって、実質的な審議は副議長が進めればよい。婚姻平等法の審議などは「宗教上の理由で議長としての中立が保てない」という理由で、全面的に副議長に職権を委ねれば良いのである。ノーマターはタイ深南部を地盤とする議員グループを率いて、長年政党を渡り歩いてきた人物だが、マイナリティの権利を主張するためには、それも一つの手段として有効だろうし、議会制民主主義の一つの形でもある。銃口と結果としての権力のありかに敏感なだけの自称「愛国エリート」たちに彼を批判する資格はないだろう。クーデター後は、一貫して民主陣営についてきたし、今回の選挙後も、選挙を通じての民主的統制を最重要視する発言を続けて、陰謀論渦巻くタイの政情の中で、溜飲が下がる思いだった。タクシン追放のクーデターから17年が過ぎて、こういう人が評価される時代が来たのである。
2023年7月6日(木)
「もし映画・鉄道員(ぽっぽや)がドリフのコントだったら」
この映画、見ていて恥ずかしいような気分になり、見るのをやめそうになったが、ドリフのコントだと思って楽しめばよかったのかも。
「もし、高倉健が田舎駅の駅長だったら」みたいなシチュエーションコメディとして、映画そっちのけで、あれこれ想像して楽しむのである。
何かミスをするたびに「不器用ですから」と言って遠い目をするとか、いきなり感情的になって「死んでもらいます」と叫び懐から算盤を出す・・・とかその類のギャグ。要は、大時代な演技をする役者に小市民の役をやらせた時のギャップを笑うわけだ。最後は雪の中で死んでいるケンさんを部下が見つけて「やれやれ」という顔をした後、雪かきを続けるふりをして、高倉健駅長を再び埋めなおすのである。傍迷惑なのですな、小市民としては、重すぎて(笑) これはケンさんのせいではなく、企画と原作が悪いのだ。
こういうコントは幾らでもできるし、考えていると楽しい。例えば、「片岡千恵蔵がセヴンイレブンの店員だったら」「田中邦衛が話し方教室の先生だったら」とか、あるいは「西田敏行がぼったくりバーの呼び込みだったら」とか・・ミスキャストを想定して役者のキャラと状況との乖離で笑わせるわけだ。上にあげた例だと、最初の二つは単なるギャグだが、三つ目の西田敏行は、現実にこういうキャストをすることはあり得る。「ストーカー」でロビン・ウィリアムスが変質者を演じたような「善人キャラ→悪人キャラ」のパターンである。
それまでの役者のイメージを、映画の登場人物の状況、性格設定に組み込んでしまうというやり方は、「善人・高倉健」の出発点だった「幸福の黄色いハンカチ」で山田洋次がやって大成功した。この映画も「黄色いハンカチ」の延長線上にある映画だろうが、「ちょっとやりすぎじゃない」というのが私の正直な感想。「一杯のかけそば」的な無理矢理感があるのだ。感動させようという意図が見えすぎて、ついていけない人間は、白けてしまうし、感動シーンが逆に滑稽に見えてしまう。(その一人が私) 思うに、感動させようという意図を露骨に見せないのが、日本映画のよき伝統ではなかったか。
高倉健と対照的なのが役所広司で、本当は小市民の役がハマる人なのに、偉い人の役ばかりやらされている。こちらはギャグになりにくいが、例えば、「役所広司が花札日本一の山本五十六だったら」とか「役所広司が長岡のゼレンスキー河井継之助だだったら」というのはどうだろう。やっぱりあんまり面白くないな、こりゃ。ゼレンスキーは河井継之助よりよっぽど現実的勝算があるわけだし。
ではでは
追記 ちょっと真面目に書くと、このキャッチコピーにも違和感がある。一人娘や最愛の妻を亡くすような状況なら、仕事は休んでいいの!サンドイッチマンではないが「ちょっと意味わかんない」滅私奉公である。そんなブラック労働、かっこいい事のように推奨しちゃダメでしょうに。
ノート 歌手のココリー死す。うつ病で闘病中に力尽きた。インドネシア系、香港系アメリカ人。台北で客死。台湾生まれという説もある。華僑の国籍アイデンティティはややこしい。ムーラン中国版で主人公の吹き替えをやった人。舞台での転落事故の後遺症が鬱の引き金になったようだ。生まれつき左足に障害があり2歳の時に手術したが完治する事はなかったと記事にある。コメディ星人であり聖人のロビン・ウィリアムスの言葉を思い出した。
Everyone you meet is fighting a battle you know nothing about, Be kind. Always.
合掌
ノート カンボジアの中国化、北朝鮮化が進んでいる。今回の選挙は、対立政党が殲滅されてしまったので、フンセン人民党の圧勝、選挙後も無風、4年後は息子に権力委譲と、段取り通りに進むという見方が強いようだ。中国や北朝鮮のようなグロテスクなイデオロギーが無い分、まだマシだが。賞味期限の切れた開発独裁。
2023年7月12日(水)
ノート 激戦地区サガイン州で、民主派側の「地域防衛軍」が軍閥マフィア化し民衆の支持を失いかけているが、亡命政権は全く統制できていない。フロンティアミャンマーのリポート。軍政側も困窮しているが、反軍制側の劣化も激しいようだ。内戦が長期化すると、政治的混乱という現状の維持が武装勢力の自己目的となる。無政府状態が、彼らの獲得した利権を維持する前提条件となるからだ。
2023年7月14日(金)
瀬戸正夫さんインタビュー③。今年の5月に宇崎真さんがインタビューしたもの。前後編に分けた前編。瀬戸さんが言うように、これから日本が軍国主義化するとも、しているとも思わないが、こういう証言は貴重だろう。進駐後、日本軍が赤十字の病院からタイ人の医師と患者を追い出して野戦病院にしてしまった話しなど、タイ人でも覚えている人は少ないだろうし、話しをしようという人は瀬戸さんの他にいないのではないか。
※瀬戸雅夫インタビュー③後編〜父との決別
2023年7月15日(土)
ロイター記事 「EU、日本産食品の輸入規制撤廃 福島原発事故後に導入」
ノート 長かったなあ。生産者、関連業者、関連機関、自治体、政府の努力の賜物だろう。原発処理水についてもそうだが、こういう事を素直に喜べない人は、世の中が良くなるよう願うよりも、自分の言った通りにならない事が悔しいのだ。川勝知事の件でも思ったが、金、女(男)、権力、自己顕示に関しては、右も左もあんまり変わらない。彼らには権力者か潜在権力者かというくらいの違いしかないようだ。要は自分のことだけなのである。
2023年7月22日(土)
◇トニーべネットが歌うモダンタイムスの主題歌
※べネットのVevo公式ページから。
名歌手、トニー・ベネットが亡くなった。96歳。ちょい若めの奥さんの協力で、充実した最晩年を送ったと思いたい。映像は2010年のものだから、83歳の時だ。衰えない声量に驚かされる。ちょうど、トムジョーンズが今、そのくらいの年齢ではないか。トム、頑張ってくれ!サー!
べネットは公民権運動の支持者でもあり、バナナポートのハリー・ベラフォンテに乞われて、歴史的なセルマ・マーチにも参加している。後年開かれた記念行事で、べネットは、行進に参加後、自分を空港に送ってくれた参加者が、その帰路に、KKK団に射殺されたと語っている。
ライブエイドに参加するのとはわけが違うのである。トニー・ベネットが多くの人に敬愛された理由には、そういう事もあったのかもしれない。ご冥福をお祈りします。
ノート 科学よりも党のプロパガンダを優先させるという共産党の体質は、単なる開発独裁政権となった今も変わってないようだ。それにしても、国連機関の分担金がその国のGDPの大きさで決まってくる事を常識として知らない「新聞記者」がいるとは驚きだ。右とか左は関係ない。いい加減な事を言う奴が嫌いなのだ。だからトランプとトランプ支持者の陰謀論にコロリと騙される保守の「ジャーナリスト」も嫌いである。が、最近とみに左翼の劣化が激しいように思う、これは、安全地帯で発言していた彼らが、ネットの普及によって、チェックに晒されるようになった結果に過ぎないのかもしれない。要は、ずっと以前から、彼らはいい加減で、発言に責任を持とうとしなかったのだが、今まではそれが大目に見られてきたのだと思う。Twitterのコミュニティなんやらは、そういう特別扱いが通用しなくなった事を示す一例に過ぎんのだろう。それにしても、鳩山由紀夫は、マジでカバの反対物なのか?ウクライナ語がわからなかったとしても、あんな事をゼレンスキーが言って、ウクライナ側になんの得もない事がわからんのか。普通の知性と常識があれば「おかしい」と思うだろうに。投稿者の錚々たる肩書きに比して、コミュニティノート(思い出した)で書かれている指摘が、あまりにも常識的である事に驚いてしまう。著名な投稿者の方は、嘘も100回言えば・・・と確信犯的に書いているのかなあ、と疑ってしまう。
上は、在バンコク日本大使館から回ってきた、福島の原発処理水に関する広報ビデオ。タイ語の簡単な説明はついているが、ビデオ自体のタイ語バージョン、各国語バージョンを作るべきではないか。
2023年7月28日(金)
BB日本語版の記事より。朝鮮戦争休戦70年。この戦争、ソ連崩壊以前の日本の主要メディアは、戦争の原因は北進、つまり、韓国が先に北朝鮮へ侵攻したことだと報道していたように思う。北進か南進か、論争はあったのだと思うが、ソ連崩壊後にKGBの文書が出てきて、金日成が南進前にクレムリンの了解を取り付けていた事が明らかになり、北による南の侵略であった事が明確になった。うろ覚えなので自信がないが、還暦前後の我々の世代は、子供の頃、朝鮮戦争は韓国の侵略戦争と教わった気がする。