不定期テレビ日記〜2022年6月
2022年6月6日(月)
自動翻訳の英文によれば、演奏しているのはウクライナの有名な音楽家 Pavlo Petryk で、祖国防衛隊の一員。曲は「あの草原の赤いカリーナ」という題名で、部隊のテーマソングのような曲らしい。カリーナというのは、ググって見ると、英語でSnowball Tree、日本語でセイヨウカンボクという木のようだ。雪玉の木というくらいだから花は真っ白なのだが、真っ赤な実が成るのである。
クリップの冒頭で戦闘機の爆音らしきものが聞こえてきた時、総力戦を戦うウクライナの人々に畏怖を感じた。日本人で、ウクライナの防衛戦争に難癖をつける人がいるのは、畢竟、この畏怖の感覚を否定したいからではないか。自分が、あのような状況で戦いたくないから、想定の世界の中でも、戦っている人たちを否定したいのだろう。自分にもその了見があるから、なんとなく気持ちが分かるのだが、それを声高に主張するのは恥ずかしい事なのではないか。
以下、Wikipediaより。カリーナの木はウクライナ語ではガマズミというよう。
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作曲家ステパン・ニコラーエヴィチ・チャルネツキ(ウクライナ語版)(1881年 - 1944年)が、第一次世界大戦に際してウクライナの民謡に1914年に新たな歌詞を付して生まれた愛国歌「Ой у лузі червона калина」(ラテン文字: Oi u luzi chervona kalyna; 普及した邦題はないが、直訳すれば「ああ、草原の赤きガマズミよ(ウクライナ語版)」)も知られている。以下に1番の歌詞のみを紹介する。
ウクライナ語原詩
Ой у лузі червона калина Похилилася. Чогось наша славна Україна Зажурилася. А ми тую червону калину піднімемо, А ми нашу славну Україну, Гей, гей, розвеселимо! А ми тую червону калину піднімемо, А ми нашу славну Україну, Гей, гей, розвеселимо!
日本語訳例
ああ、草原の赤きガマズミは垂れ下がり 何故に我らが栄光のウクライナは嘆き悲しむ 我らは赤きガマズミを掲げて 輝かしきウクライナを 前へ、前へ、応援しよう! 我らは赤きガマズミを掲げて 輝かしきウクライナを 前へ、前へ、応援しよう!
また、「червона калина」(チェルボナ・カリーナ)は、チェルノブイリ原子力発電所事故の影響を受けた避難民の子ども達で構成された民族音楽団の名称でもある[23]。
2022年6月9日(木)
今日のゼレンスキー。10年前のこの日、ポーランドとウクライナで共同開催されたユーロカップの開会式があった。開会式はワルシャワで、閉会式はキエフで催されたそうだ。その2年後に、ロシアのクリミア侵攻があり、その後、プーチンの身勝手な妄想に付き合わず、祖国の主権と独立を維持しようとしただけで、この惨禍に至った。戦争、政治というものは本当に恐ろしい。
ある時期まで東南アジアのトップランナーだったカンボジアは、内戦とポト派虐殺政権に徹底的に破壊され人口の三分の一近くを失った。ミャンマーもしかり。無知蒙昧で偏狭な軍事政権が続いた事で最貧国に落ち、凋落を招いた張本人である軍人達が、現在、国民の願いをよそに、開発独裁の名にも値しない北朝鮮並みの失敗国家化に突き進んでいる。他国の事ながら、本当に腹立たしい。
戦後民主化した日本はかなりマシな国になったが、今度は非民主的な独裁国家に包囲されることになってしまった。因果応報と言うべきか。
話がそれたが、どうやら、ゼレンスキー大統領は相当のサッカーファンらしい。先日も、ウクライナ代表がスコッランドに快勝したことを嬉々として報告していた。ウクライナにとって久々の明るいニュースだったのだろう。
SP.UNIVERSAL-MUSIC.CO.JP WGB(和楽器バンド)*WagakkiBand New Album『ボカロ三昧 2』SPECIAL SITE 8年という時を経て 8人が更なる進化を遂げる 2022年8月 遂にあのアルバムが蘇る...
和楽器バンドがニューアルバムを出し、この秋から全国ツアーを再開するようだ。学生時代に吉田拓郎のコンサートに行ったのが最後だが、伴奏の音は大きいのに、ボーカルに声量がなくてちゃんと歌が聞こえなかった。これが井上陽水ならそんな事にはならなかったろう。(吉田拓郎は好きだがレコードの方が良いと思う)この経験があるので、ロックっぽいコンサート=歌がよく聞こえない=つまらない、というイメージがあったが、和楽器バンドのボーカルなら大丈夫だろう。タイに来れば是非行ってみたい。一応、タイにもファンクラブがあるので、音楽祭か何かに来るついでに、ミニコンサートでも開いて欲しいものだ。
2022年6月13日(月)
今、東部戦線では、ロシア軍の火力に押されて、ウクライナは苦戦しているようだ。毎日、100人から600人の死者が出ているという情報もある。ロシア軍にも多くの戦死者が出ているはずで、改めて、この無意味で残虐な戦争を始めたファシスト、プーチンに怒りを感じる。ロシア軍が使っている武器は旧式のもので、カンボジアやベトナムでも使われていたカチューシャのようだ。この人殺し兵器(クラスター弾が使われているらしい)に有名なロシア民謡の名前がついているのは皮肉である。元々、赤軍の軍歌だったのだろうか。
下は、ウクライナのザ・ボイスのサイトから。このサイトには、よく兵士が歌っているのがアップされている。人間どこにいても、どういう状況でも、歌を歌うのだな、とつくづく思い知らされる。彼らが歌うのはやはり愛国歌なのだが、それが必ずしも勇ましいものではない事が、この国の歴史を物語っているようだ。
2022年6月17日(金)
水泳日誌 2022/06/17
クロールのアウトスイープを練習しているが、思ったより良くならない。13メートルのストローク数も9〜10で変わらない。多少スピードは上がったかも。上級者の泳ぎをYouTubeで見ると、ストロークの時、腕を水に深く落としてから、ローリングと共に臍のあたりに引きつけてプッシュしている。自撮りして見た自分の泳ぎはそうはなっていない。これが原因だろうか。また、映像を見て気付いたのだが、右手を伸ばして前に伸びる時、肩が入りすぎて姿勢が乱れるクセがある。ワキを伸ばしすぎず、ローリングをコントロールする意識を持つこと。
動画にYouTubeの著作権フリーのBGMをつけているのだが、今回、「著作権に抵触するので一部をミュートした」という報告が来た。YouTube Studio の音源は全て著作権が開放されていて、出典を明記する必要があるかないかの違いだけのはずなのだが。しかも、クレームが来ないように、念のため、「Attribution の必要なし」から音楽を選んで付けている。にもかかわらず警告が来るのは、作成者の気が変わって、著作権を復活させたためだろうか。仕方ないので音楽を入れ替えたが、通常うすく入れるようにしていりノイズが消えてしまった。
2022年6月30日(木)
The Irrawaddy のFCサイトから
ベトナム戦争の頃、「安全への逃避」という写真がピューリッツァー賞を取ったが、今は戦場にいる普通の人がそれを撮る。「ただでは殺されないぞ」という事だ。彼が死んでも携帯がどこかで発見されるかもしれない。つい最近、政府軍の兵士が紛失したスマホをメディが入手し、中にあった写真から住民虐殺の実態が明らかになった。そういう事もあるのだ。何も残さずに、沈黙を強いられて死んでいくよりはマシではないか。
映像が撮られたのはミヤワディというからメソットの対岸、国境のすぐ先でこういう事が起こっている。一方、タイに住んでいる日本人の自分は、今日、大谷翔平が先発することを楽しみにして待っている。国境、国籍というのは恐ろしい。