アメリカ映画協会のスピーチでのマーチン・ショートの下ネタ(笑)
※映像はアメリカ映画協会の公式ホームページから
スティーブ・マーチンの受賞を祝うスピーチで、ジョークの半分以上が下ネタ、あとの半分が、スキャンダルいじりか、スティーブ・マーチンの悪口である。
例えば・・・
スティーブ、君のために祝賀スピーチができて本当に興奮している。ウィンターガーデン劇場のビー・アーサーの楽屋で経験した魔法のような夜以来の興奮だよ。・・・そこで僕は初めて男になった。
※ビー・アーサーには少年食いの癖があったのか?
スティーブ、君とは、長い長いつきあいだ。泌尿器科の医者が、君にまだ、白いスーツ(とパンツ)を着て人前に出ても大丈夫だよ、と言ってた頃からだね。
※初老の男性ならこの意味がわかるだろう。
スティーブ、君は少年の頃、ディズニーランドでマジックを披露していたね。あ、ちょっと、表現が誤解を招くかもしれない。
※Turn a trick (マジックを披露する)は売春するの隠語である。
正確に言うと、君は、ディズニーランドのマジックショップで仕事を終えた後、駐車場に立って、25セントで知らない叔父さんを気持ちよくさせてたね。
※と下ネタをだめ押ししている。
君は言ってたっけ?ディズニーランドをウォルトおじさんと散歩しながら、ゲームをするのが最高に楽しかったって。ウォルト叔父さんが、一番好きだったのは、「ユダヤ人は誰だ」ゲームだったよね。
※ウォルト・ディズニーに反ユダヤ主義者の噂があったのだろうか?白人至上主義者で赤狩り時代は積極的密告者だったそうだが・・・いずれにしろ、ショート自身がユダヤ系でなければ、こういう冗談は言えない。
と、こんな際どい冗談を連発しながら、最後は真顔になって、長年の友人を讃える歌を歌い、皆をしんみりとさせるのだからすごい力技である。
やっぱりアメリカの芸人はすごい。ビートたけしだったら、自意識が邪魔して、こうすっきりとは行かないだろう。できるとしたら、明石家さんまか。でもさんまは歌を歌えないしなあ。
<了>