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アダム・サンドラーのポリコレ無視コメディー

akiyamabkk

◇You Are So Not Invited to My Bat Mitzvah (2023)


アダム・サンドラー、プロデュースの非ポリコレ青春コメディ。サンドラーの次女サニーが主演し、奥さんのジャッキー、長女セイディと甥っ子、サンドラー本人が出演している。「サンドラー家総出演」というのが映画の売り文句になっている。


Bat Mitzvah というのはユダヤ教の成人儀礼の事で、アメリカのユダヤ系家庭では、この機会にパーティーを開いて「大人になりましたよ」とコミュニティにお披露目するらしい。主人公のステイシー(サニー・サンドラー)は、バットミツナパーティーでクールな自分に変身し、みなをあっと言わせるのが長年の夢。そのために親友のリディアと色々画策しているが、二人が憧れていたアイドル的男子とリディアがキスをしたため、「裏切られた!」とステイシーは大激怒、リディアと絶交してしまう。二人で立てていたプランはめちゃくちゃになってしまい、7ヶ月後に迫ったバットミツバパーティーの行方に暗雲が立ち込める・・・みたいな話しで、ポリコレ押し付け感ゼロ、家族で楽しめそうな思春期モノのコメディである。


ウィキによれば、アダム・サンドラーは、レジスターした共和党支持者で、共和党全国大会に出演したり、ジュリアーニ・ニューヨーク市長が大統領予備選に立候補した時、2200ドル献金したりしているそう。減税のことしか言わない共和党は酷いもんだが、映画は「共和党穏健派」くらいの人が作ったものの方が、気楽に楽しめそうだ。(これがキリスト教右派になるとメル・ギブソンの「パッション」みたいな異様な映画となる。あれはあれで面白かったが。)最近のハリウッドのポリコレ至上主義が息苦し過ぎるのだ。サンドラーが、これだけハッキリとユダヤ教の出自を打ち出したのにも驚かされた。宗教色を強く出すことも、ハリウッドポリコレ規則的にはタブーなのではないか?


あ、ちなみに予告しか見てません(笑) でもサンドラーの映画なら、それなりに面白いでしょう。絶対、ハッピーエンドだし。


<了>

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