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しゃぶしゃぶ屋の店主夫婦、首相へ涙の訴え(ソラユットのニュースから)

akiyamabkk


バンコクの人気シャブシャブ店、コーダンシャブ(「倉庫のシャブシャブ屋さん」という意味)のオーナー夫婦が、プラユット首相に対して、「長年かかって積み上げてきたものがコロナでゼロになってしまう。かわいそうと思う気持ちがあるなら助けてほしい」とフェイスブックで涙ながらに訴えた。


この夫婦に、人気キャスター、ソラユット・スタサナチンダー氏がインタビューすると、時代の声、政府への不満を象徴するものとして、マスコミ各社がこぞって取り上げた。ワクチン供給の不備への批判に続いて、コロナ第三波で一番割を食っている飲食業者からの不満が噴出したかたちで、プラユット政権は揺れている。連立与党の第二党である民主党の離反が噂され、一部マスコミは早期解散総選挙の可能性を言い始めた。


ニュースに火をつけたソラユット氏であるが、この人は、業務上横領の罪で服役し、先ごろ恩赦で釈放になった人である。出所後も政府批判の舌鋒を緩めないのは、面の皮が厚いともいえるが、ある意味すごい。日本的な謝罪会見らしきものを開いているのも見たことがないのである。


<了>



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