top of page

◇ジョンウィック4(2023)〜最後まで見なかった映画の感想

  • 執筆者の写真: akiyamabkk
    akiyamabkk
  • 2024年11月4日
  • 読了時間: 3分

更新日:2024年11月5日



※タネアカシあり


アマゾンプライムで鑑賞。NetFlix をやめてこちらにしてみたが、いろいろあって、ほとんど見なかった。更新日があと数日に迫っていたので慌てて見てみたのだ。ローレンス・フィッシュバーグがライターをつけるシーンに砂漠に朝日が登るカットを繋いだ、「アラビアのロレンス」引用シーンの後からである。ここまで見て、一旦、見るのを休止していたのだ。


アマゾンプライムはとりあえず解約した。この「とりあえず解約でき、いつでも復帰できる」というのは、配信サービスが普及した理由の一つだろう。実際利用して見て実感した。いやあ、便利になったものですなあ。しかも、600円くらい。遅い?


さて、「ジョン・ウィック」だが、このシリーズは、1を未見、2は全て見て、3は半分くらいでやめた。このパート4は、大阪での大殺戮シーンまで見てお腹いっぱいになり見るのをやめた。


いやはや、これは、さっき5歳の孫娘がやっていたソンビゲームの世界ですね。他の人は飽きないのかな。ヒットしているのだから飽きないんでしょうね。PCの戦闘ゲームもズーうっとやっていて飽きない人がいるから、一種、中毒性があるのかもしれない。


しかし、これほどストーリーの「タメ」がなく、アクションだけで見せようとする映画を見たことがない。黒澤の「用心棒」など、時代劇アクションの傑作だが、2時間を超える長尺のうち剣戟シーンは10分に満たないのではないか?「ダイハード」のようなアクションのアイディアにも乏しく、主人公がただただ敵を薙ぎ倒していく映画なのである。コンピューターゲームによって変化した感性をターゲットにした映画というしかないようだ。

贔屓目もあって、真田広之とその娘さん(役の上での)の演技は良いと思った。特に、娘さんのアクションは、ゴリアテとダビデの感があり、西部劇の格闘シーンぽいネチこい迫力があって、パート3の女性の「ダンシングアクション」より全然優れていた。しかし、こちらは部分的にスタントを使っているかもしれない。


真田と盲目のアサシンとの決闘は、日本人と中国人のキャラを生かした上で、両方に花を持たせていて、世界で配給する娯楽映画としては、こういう判断になるのだろうな、と思った。そして、生き残るのは中国人の方なのである。日本人の特攻隊イメージを美化しながら、より市場が大きな中国人キャラクターを物語に残しているわけで、うまいものだと思う。


周りの役者が上手なので、キアヌ・リーブスの演技が下手に見えて困った。(自分はこの人のファンなのである)アクション過食症向けアクションに飽きたこと以外に、これが見るのを途中でやめた理由の一つ。アクションも、年齢からの衰えか、ちょっとモタモタしているように見えた。真田のアクションのキレが、若い頃とそんなに変わらないのと対照的。大阪のシーンは、日本人俳優二人にキアヌ・リーブスが食われていたと思う。


面白かったのは、いろんな国訛りの英語が出てくること。ロシア人、フランス人、スペイン人、中国人、日本人・・・、皆それぞれ、ちゃんと通じる、ある意味、完璧な英語を話していると思うのだが、ちゃんと訛ってもいる。これは、制作側が、無国籍的な雰囲気を出すために、意識してそうしていると思いますね。


ではでは


※映画予告

bottom of page