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SNSニュース〜民主主義支援ラジオの権威主義国家批判(Radio Free Asiaのミャンマーニュースから)

akiyamabkk



ラジオフリーアジアのニュースから。現在、クーデター政権の支配下にあるミャンマーへの外国投資の6割以上を大陸中国の資本が占める。スー・チーさんとの親密な関係などが取り沙汰されてはいたが、中国政府の軍政支持の立場は揺らいでおらず、今年4月には、クーデター政権の外交担当者が中国に招かれ、王毅外相と盟友関係を確認する声明を出している。(インドは反政府ゲリラの討伐でミャンマー軍部と共闘関係にあり、アジアの二大国が軍政支援に回っているということだ)このような情勢を受けて、反軍政武装組織の幾つかは、ミャンマーの中国系企業を攻撃の対象にする方針を出した、というのがその内容。NUG(国民統一政府、ミャンマーの実質上の亡命政権)が、国内武装組織(反軍部のミリシア)を積極的に支援しないと非難されているが、その理由の一つは、この辺りにもあるかもしれない。


RFA、Radio Free Asia といえば、従来の認識で言えば「アメリカ政府の紐付き反共ラジオ」なのだが、現在の共産主義国、あるいは、共産主義の尻尾をくっつけた独裁国家の醜悪さを見れば、アメリカが後押しする「反独裁、民主主義勢力支援ラジオ」と額面通りに受け止めた方が実情にあっているだろう。一昔前は、台湾支持を口にすれば「反共右翼」、北朝鮮による日本人拉致は「右翼の妄想」だったのだから隔世の感があるが、ロシアによるウクライナ侵略が、このての「親共プロパガンダ」の有効性に最後のとどめを刺したようだ。RFAへの認識を変えて、Facebookでフォローし始めたのは、主にそれが理由である。


フォローしたので、このラジオのニュースが定期的に入ってくる。もちろん、バイアスもあるだろうが、一般の通信社では取り上げないニュースが多いので、なかなか面白い。経済だけに目が行きがちなベトナムなども、RFAのようにミクロに見ていけば、政治的な異議申し立てを強権的に抑えつける、一党独裁の悪き側面が浮き彫りになってくる。現地で商売している日本人には周知の事だろうが、観光で行っている分には、ベトナムもタイと同じように、物価は安いし、食べ物も美味しい、良い国なのである。悪しき側面とは、例えば、こういう事だ。


「RFAの元寄稿者ベトナムの刑務所で健康悪化」

Former RFA blogger in failing health in Vietnam jail


<了>








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