SNSニュース〜タイ政府の「地理的表示製品」プロジェクト(観光省ウェブサイトより)
- akiyamabkk
- 2022年3月27日
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更新日:2022年3月28日

タイのGI(Geographical Indication)「地理的表示製品」宣伝サイト。タイ観光省の作成である。タイで以前勧められていた一村一品運動の進化形というところか。(これは大分県の地産運動をまねたものだった)地方の名産品を認定し、証明ロゴを与え、農産物などのローカルレベルの有名商品に付加価値を創造して、地方の収入増に繋げようというプロジェクトである。政府発行の商品宣伝用原産地証明とでもいうべきか。政府機関が、品種、栽培法、気候、水や土壌の質などに基準を設け、検査して発効する。プロジェクトは、タクシン政権時代に成立した「農産物原産地表示管理法」に基づいて19年前に開始された。記念すべき地理的表示商品第一号に認定されたのは東北地方の特産品カオホンマリ(香り米)だった。
このホームページ(2019年作成)には、71県の111品が『地理的表示商品」 に認定されているとあるが、昨年の段階で77県152産品に増加している。(※タイラット紙記事より)今年も新しく18品目が追加される予定である。国外でも、ヨーロッパで、上記の香り米など5品目が地理的表示商品に認定され、中国、日本でも新たに10品目に対して地産認定が与えられる見込みである。現在、GI商品が地方にもたらす売り上げの総額は360億バーツと見積もられている。
※タイラット紙記事
ちなみに、このプロジェクトは、10年ほど前、バンコク大洪水によって壊滅的打撃を受けた、首都近郊の農産品復活にも一役かっているようである。下が、ノンタブリ県のGI商品。柄のところについているのが、地理的表示商品(GI) 認定ロゴである。
