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SNSニュース~東京パラリンピック、ボッチャ銀メダルのプラチョーク選手の練習風景

akiyamabkk

これはタイでさかんな「ペートン」というフランス起源のスポーツ。パラリンピックではイタリア名でボッチャと呼ばれている。イギリスではローンボウル。フランス名ではペタンク。遡れば、山から海に向かって目標に球形の石を投げるギリシャ・ローマ時代の競技に由来するのだという。


タイでは1970年代にフランスに留学した学生が持ち込み、前の国王陛下のお母さんが後援して普及させた。高齢者や体の強くない人でもできる運動だから、健康増進のために普及させたのだろう。日本のゲートボールみたいなものか。だから、タイでは、陛下のお母さんの愛称を取って「ソムデットヤーのスポーツ」と呼ばれている。


シーゲーム(東南アジアスポーツ大会)の正式種目にもなっていて、毎回、タイは選手を派遣している。そのためだろうか、パリリンピックでもこの競技に強く、昨日、このプラチョーク・ラープイェン(27歳)がBC4クラスで銀メダルを獲得したほか、本日(2021年9月2日)行われるダブルスでもメダルが有力視されている。


しかし、プラチョーク選手、すばらしいコントロールで介助者の胸のところに球を投げ込む。プロ野球の名選手のキャッチボールを彷彿とさせる光景だ。


追記 


9月4日、タイのボッチャBC1-2クラス団体チームは、主催国の日本と、予選で負けている中国を破って金メダルを獲得、この競技でオリンピック三連覇を果たした。パラリンピック、ボッチャ団体でのタイチームの金メダル獲得は通算4回目となる。


メダル獲得者にはタイ国家スポーツ基金から報奨金が支払われる。金メダル720万バーツ、銀480万バーツ、銅300万バーツ。これは、半額を一時金として残りを月々にわけて4年間受け取るケースである。一括して受け取る場合は、金600万バーツ、銀400万バーツ、銅250万バーツとなる。


パラリンピックは9月6日で終了し、タイチームの総合成績は、金5,銀5,銅8のメダル計18個、アジアで6番目、アセアン諸国ではトップの成績だった。今大会でパラメダリストに支払われる賞金の総額は1億1,460万バーツ、経済面でも、障碍者アスリートたちの夢を掻き立てる大会となった。


<了>



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