身辺雑記〜村で見かけたポスター幾つか
以下、村道と村落幹線道路で見かけたポスター
◽️2025年2月1日に予定されている、県開発委員と議長を選ぶ選挙への投票を呼びかけるポスター。
◽️絵柄は立憲民主制への移行を記念する「民主記念塔」。拳を突き上げるのは、タイのデモポスター、昔でいう立て看の定番だが、いささか旧弊だし、行政が作るポスターに似合わない。
◽️クーデターで政権の座につき9年間首相に居座ったプラユット陸軍大将。前回の総選挙で惨敗したが、タクシン元首相とのディールに成功して政治的に生き残った。現在、枢密院議員、次期議長の有力候補とされる。以前のポスターが残っていただけだが、なにやら象徴的。結局この人が後ろにいるのか?
◽️肥料の宣伝。化学肥料と有機肥料を両方宣伝している。タイの農村は過渡期ですなああ。
◽️コークタコー村の寺が主催するルークトゥン(タイ演歌)コンサートのポスター。マイ・パチャリーという中堅歌手。セクシー路線に転じてからプチブレイクした歌手らしい。歌声はなかなかいいが、ん?寺主催、セクシー?。
◽️農村で急成長するサラ金、ムアンタイキャピタルの宣伝ポスター。看板には「月利0.66%から」とある。ホームページには「年利14.98」とあり、法定金利の上限をクリアしているが計算方法が不明。「土地を担保にお金を貸します」だって。恐ろしや。
◽️村の鎮守を司る大木、神木にもサラ金のポスターが・・・
◽️ソーラーセルの宣伝。この会社は中国企業ではなく地場のよう。
https://www.md-solarcell.com 今、ソーラーセルの電気で水を汲み上げ、自家製の野菜を作るのが年寄りたちの流行。
◽️ここにもサラ金のポスターが・・・後ろは、村を守護する精霊の祠。木には黄色い布が巻いてあるから神木かも。どこまでも不遜な・・・ま、そこはどっちでもいいが(笑)
◽️「この村を観光地に!」という自治体の色褪せたスローガン。下の写真が、その「観光資源」だが、もはや何だかわからない。
◽️CP財閥のネットプロバイダーTRUEのポスター。「TREUはお宅をファイバー化します」監視カメラ、住宅保険、生命保険がついて月600バーツの大盤振舞い。写真のイケメンは超人気司会者ヌム・ガンチャーイ。さすがタイ一の金持ちが経営する会社だけある。
◽️「火事に気をつけましょう」の自治体の看板。冬は乾燥するし、風も強いのに、この村で火事の噂を聞かないのは何故だろう。と、かみさんに聞くと、「村の守護神がいい人だから」と答えた。
◽️村の雑貨屋の看板?「ノーイお婆ちゃんのお店」とある。「飲み物、お酒、ビール、タバコ、お菓子色々、雑貨売ります」こういうものを特注して作るのだが、まだ新しいから、またバンコクから帰ってきた人がいるのかも・・・共倒れにならねばよいが。
◽️三週間前1月10日をもって選挙運動が解禁になった。2月1日に投開票。おそらくこのポスターしか出ないだろう。二人とも現内務大臣が代表を努める政党の候補者。加えて、ブリラムの大親分ネーウィン・チットチョープ氏がラスボスである政党なのだから、当選は間違いなし!。
◽️この表札は、第7村の64番地、ということか?「お父さんは働きもの、お母さんは利口。住むだけで金持ちになる家」(笑)とある。素晴らしい!
村のポスターを見ているだけで、けっこう色々面白い。浅く、広く、ちょっと見えてくる。
ではでは
<了>