<フォトアルバム>2025年1月〜「草深き葉っぱの都」と化したバンコク
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変電器がサワディカップ、「ブッダのハッパストリート」、「三グラム購入で一グラム無料」「二袋購入で一袋無料」、マリファナの店かと思ったらビーガンの店、オーガニックのマリファナ?、梅酒専門店、高級ペット病院、居丈高な日本語の看板・・・などなど
スクムビットの本通りがマリファナストリートと化している。BTSのプロムポン駅から、トンロー駅の間を一駅歩くだけで、7、8軒マリファナを売る店があった。一時の「足裏マッサージ」くらい店があるのではないか。過当競争気味なのだろう、看板を見ていると、おまけ付きの安売りが当たり前だし、「有機栽培」と銘打って他店との差別化を図ったり、店側も生き残りに苦労しているようだ。
昨年、マリファナを再非合法化しようとする動きが出たが、曖昧に収束した。合法化を推進した政党が現政権の中核にいるし、ここまで、店が乱立してしまうと、もう引き返すことは不可能なのではないか。葉っぱ好きの方は安心していいと思う。
自分は、やらないからどっちでもいいのだが、マリファナで酩酊中に事故を起こしたりするケースもいくつか報道されていて、どちらかと言えば再非合法化に賛成だ。少なくとも関係法の整備はちゃんとすべきだろう。しかし、常態化してしまえば、それだけのことで、「言われていたほどの社会的な悪影響はないな」・・・という印象が一方である。
覚醒剤中毒や過度の飲酒による凶悪犯罪の報道は毎日のように見かけるが(昨日も、覚醒剤中毒の元娘婿が、80歳を超える元義母を性的に暴行するというショッキングな事件が報道されていた。)、マリファナを原因とする犯罪は、交通事故くらいしか目につかないし、それも、それほどの頻度ではないのである。
要は、自分が興味ないから、再び非合法化されてもデメリットを感じないので、「別にやめてもいいんじゃない」というくらいの消極的反対なのだ。合法化されて3年目になる今では、かつて反対していたタイ人も、多くは、そういう印象になっていると思う。
しかし、「ブッダの葉っぱストリート」(Buddha's Kush Street, Kush とは南アジア産のカナビスのこと)は流石にまずいのではないか(笑)?日本食スーパーがある日本人街の中心、スクムビット33にあった看板である。
<了>