LDF(地域防衛軍)の軍閥化に警鐘〜フロンティアミャンマーの記事より
akiyamabkk
激戦地区サガイン州で、民主派指示を標榜する武装グループの一部がギャンブルの胴元と化し、民衆の支持を失いかけているが、亡命政権は彼らを全く統御できない。反軍政武装グループの軍閥化に警鐘を鳴らすフロンティアミャンマーのリポート。軍政側も困窮しているが、反軍制側の劣化も激しいようだ。内戦が長期化すると、政治的混乱という現状の維持が武装勢力の自己目的となる。無政府状態が、彼らの獲得した利権を維持する前提条件となるからだ。腐敗した軍と、横暴な軍閥グループの板挟みになり、塗炭の苦しみを舐めるのは普通の人たちだろう。
フロンティアミャンマーは、軍政側にも民主派側にも偏らない独立系のメディアのようだ。もちろん、基本的にはクーデター政権に批判的で民主派支持だが、これはプレスの存在する基盤が、言論の自由、思想信条の自由という民主的価値観にあるのだから当然のことで、その上で、民主派にも一定の批判的視点を留保しているという印象を受ける。
以下、記事本文。