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ADOの「うっせえわ」にタイ語バージョンがあった!

akiyamabkk


ADOの「うっせえわ」タイ語バージョンがあった。後で、日本語に訳してみよう。タイの若い人はどういう事に「うっせえ」と思っているのだろうか、興味がある。


※字幕をざっと読んでみると、なんと、ほぼ直訳だった。この辺が、このバンドの弱さではないか。もの言えば唇寒し、というのがこの国の現実なのだが、それにしても、ヒットさせようと思うなら、もう少しタイ人の若者の琴線に触れるような歌詞にしないと。よく聞き取れないが「うっせえ、うっせえ うっせえ、とぅ」というところだけ日本語で歌っているよう。フレーズの最後の「トゥ」というのは、「〜したら」というカジュアルな命令、勧誘の接尾語か。日本語の意味からするとおかしいのだが、英訳(shut up)からタイ語にしているからこうなるのだろう。「黙ってれば」みたいな意味のつもりなのだ。


ちなみに4年前にリリースされADOを一躍有名にした原曲はこれ。ADOの公式YouTubeから。なんと三億再生行っている。この時、ADOは、なんと17才だったのだ。




ADOのバンコクでのコンサートは忘れている間に終わってしまった。サンダードームというあまり大きくないコンサート会場(3,500席)が満杯になり、タイのADOオタクの間では大盛況だったが、マスコミや世間一般の注目度はイマイチという感じか。


コンサートの報告をしてくれた中年タイ人ユーチュバー、パッタイさんによれば、オープニングは「新時代」、アンコールでは、「逆光」「Stay With Me」「千本桜」しめに「踊」を歌ったそうだ。初音ミク、和楽器バンドの「千本桜」は分かるが、松原みきの「Stay With Me」(真夜中のドア?)を歌ったのはちょっと意外だった。しかし、タイのJポップファンを意識したこの選曲は大当たりだったようで、パッタイさんは、この曲が流れてきた時、周囲のJポップオタクたちと一緒に涙を流したという。この歌を竹内まりあの「プラスチックラブ」と勘違いするタイ人も結構いたようだが、少なくとも、一部のタイ人の耳に馴染んだ曲ではあったようだ。


以下、パッタイさんのADO コンサートリポート。



タイ語の翻訳字幕を出すタイミングがずれたり、細かい齟齬はあったが、全体的にコンサートは大盛り上がりだったよう。全体で21曲、アンコールで4曲歌ったのだから、相当の熱の入れようだ。海外での初コンサートなのだから力が入るのは当然か。


それにしても、今回のアジアツアーに、台湾があって、大陸中国が入ってないのは何故だろう。基本的にADOの歌は、チュボー的に世の中を斜に見た一癖あるコンセプトだから、大陸方面とは相容れないのかな・・・、というか、中華人民はADOに共感するくらい、十分に成熟、退廃しているが、中国共産党的建前(今や、その建前そのものもアヤシイが)とは相容れないのかもしれない。共産党にとって、人民の本音ほど嫌なものはないだろうから。


<了>


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